トップページへ
目次へ
前のシーンへ
次のシーンへ
ロケ地の旅 映画「薄れゆく記憶のなかで」18
・橋の上
始めてのデート 橋の上で待ち合わせをしているシーンです。
忠節橋下流側歩道、橋の中央付近での撮影と思われます。
忠節橋 下流側歩道 2003年10月 撮影
忠節橋 下流側歩道 2003年10月 撮影
忠節橋の下流側歩道で待ち合わせをするシーンは、橋上からの撮影と思われます。
このシーンでは画面を路面電車が横切りますが、車号は554と読み取れます。
550形は昭和42年に北陸鉄道旧金沢市内線から来た車両で、日本一車長が短いボ
ギー車(2個以上の台車で車体を支える鉄道車両)としても有名でした。
まつりの日には「花電車」になり市民に親しまれていましたが、当初10両あった同
形車も順次廃車となり、1997年に最後の3両が廃車となってしまいました。
忠節橋の歩道も拡幅と欄干取替工事(下流側は2003年9月完成)が行われたため
撮影当時とは橋の雰囲気が若干違って見えるかもしれません。
|
忠節橋 下流側歩道 2002年 6月 撮影
|
忠節橋 下流側歩道 2001年12月 撮影
|
・電車
始めてのデート 電車に乗っているシーンです。
車窓の景色から、旧名鉄谷汲線赤石〜長瀬間での撮影と思われます。
谷汲村 長瀬 2002年 7月 撮影
電車に乗って谷汲へ向うシーンです。
撮影には2両が現存する510形車両が使用されました。
510形は定時運用からは外れていますが、今も時折「現役」で走っています。
旧名鉄谷汲線は2001年9月30日をもってたいへん惜しまれながら廃線となって
しまいました。
谷汲線が大きな川に沿って走るのは、更地〜長瀬間の根尾川だけでした。
このシーンで電車は車窓から川原を見ながら走り、線路と川との間には低木がありま
すが、この条件に当てはまる場所は赤石〜長瀬間にあった主要地方道の踏切から管瀬
川の鉄橋までの間しか考えられません。
余談ですがこのシーンの撮影日に私は黒野駅の近くで仕事をしていました。
そこで今ロケが行われていることを聞いたものの仕事中に見に行く訳にもいかないの
で諦めましたが、今でもたいへん残念な事をしたと思っています。
参考ページ
惜別 谷汲線 廃線跡の旅
|
旧谷汲線廃線跡 2002年 7月 撮影
|
廃線跡 近影 2003年 7月 撮影
|
HOME
> ロケ地の旅 映画「薄れゆく記憶のなかで」初めに
> 目次
> 18
ロケ地の旅 映画「薄れゆく記憶のなかで」18 Vol. 1 - 1 2003年10月28日
初版 2003年10月28日
URL
https://www.minoden.com/usureyuku/scene18/scene18.html