西野町仮設電停(上り)2003年10月 撮影 |
雨の夜の警備 2003年11月 撮影 |
11月28日 岐阜市総合型交通社会実験 全て終了 2003年10月14日にスタートした岐阜市総合型交通社会実験が、11月28日に全て終了しました。 路面電車交通社会実験も11月28日をもって終了しました。 今回の実験については様々な意見が各方面から上がっています。 残念ながら時間短縮などの費用対効果的な面から失敗だったのではないかという意見が多いのも事実です。 しかし、運行時間の短縮という側面だけで今回の実験を考えてよいのでしょうか。 揖斐線にしても美濃町線にしても市内軌道区間から単線の郊外区間へ直通運転をしているので、たとえ市内の通過時間が短縮出来た としてもダイヤに変更が無いので、揖斐線、美濃町線から利用している方にとっては到着時間に影響が出ない(上りでは市内通過分 だけ短縮)ことになります。 それではなぜ実験を行い、どのような効果があったのかを私はこう考えます。 ひとつは一般の交通人(道路を利用する人には権利も義務もあるので私はこう呼びます)に対して、路面電車やバスなど公共の乗り 物は本来優先されるべき存在であることを印象付けたこと。 また、路面電車をこれからの交通機関として国が発展を後押ししているということを印象付けたこと。 更には長年にわたり設置されなかったため多くの方がその「存在」をも知らなかった安全島を設置し、路面電車は本来安全に乗り降 り出来る乗り物であることを印象付け、他の都市ではみんながホームから路面電車に乗っていることを説明する土台となった事。 などではないでしょうか。 しかし何よりも残念なことは、新岐阜駅前電停の安全島が撤去されてしまった事です。 「こんないいものがあるのなら・・」という声も聞いていただけに、せめて新岐阜だけでも残してほしかったと悔やまれてなりません。 このページは当初2003年11月にUPする予定でしたが、製作が大幅に遅れてしまいました。 本文の構成は、当初の下書きをベースにしています。 |