街の話題 2000年11月21日版
岐阜駅に「谷汲山」の道標
「谷汲山へ六里」の道標
この道標は、明治35年3月に上加納詠歌連によって建てられた歴史のあるもの。
道標の存在はかなり以前から知っていたが、岐阜駅のリニューアルが進むにつれ果してこれからも残るのかと
心配になって今回取り上げた。
道標は市バスの駐車場と一般駐車場の間の木々が茂る目立たない場所にある。
以前は人通りもあったが、駐輪場の位置が変わってからはほとんど通る人もいない。
岐阜空襲に耐え残ったであろう道標には、すすけたように見える部分がある。
岐阜駅がこの場所に開業したのは明治21年なので、道標は駅を降りて谷汲山へ向かう人のために建てられた
と考えられる(PR的な要素もあったかもしれない)。
6里=24Kmという距離から考えると、当時の道はほぼ直線状に谷汲へと延びていたと思われる。
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街の話題 2000年11月21日版 Vol. 1 - 3 2001年 3月12日
初版 2000年11月21日